ピースウォークにお願いしたいこと
―ひとりのムスリマとして―
以下の文章は、
昨年の9.11に怒った出来事を境にし、
日本の若者たちが「暴力」と名の抱腹に異を唱え、
「平和」を共に創りだすべく立ちあがったアクション
「ピースウォーク」とという活動について、
ひとりのムスリマとして、想いを語らせていただいたものです。
会のHP上にも(http://give-peace-a-chance.jp/message/)
様々な方々がメッセージを寄せていらっしゃいます。
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初めまして。
HN(ハンドルネーム)を「サルマ」とさせていただきます。
私は現在、大学院で教育学を専攻しています。
そして、つれはパキスタン籍、ムスリム(男性のイスラム教徒)です。
私自身もも大学で出会ったインドネシアからの留学生であるシスターの導きで、
ムスリマ(女性)になって、約3年が経とうとしています。
そして、HNのサルマは、ムスリム名です。
そして、さらに私事を語らせていただくと、
つれはパキスタンの中でもNWPF州(北西辺境州)出身、
州都は、アフガニスタン難民が居住するペシャワールで、
パターン人を呼ばれる部族です。
(日本では、パシュトゥン人とも呼ばれます)
昨夜、17日のテレビ朝日「ニュースステイション」を見られた方は、
このパシュトーン人の報道にご記憶があるかもしれません。
このつれたち(パキスタン在の)パシュトーン人は、
およそ16世紀、アフガニスタンから移ってきたといわれています。
以上のような理由により、
アフガニスタンに対して、
そして、パキスタンの運命に、深い深い悲しみを感じています。
現在、アメリカの報復行動がアフガニスタンを対象になされようとしています。
今回、同時多発テロで犠牲となった方々、家族の皆さん、
そして、関係者の皆さんに、深い深い追悼の念を憶えます。
そして、
報復行動という 明らかに今回のテロ事件の解決とはみなされない行為が実行されたときに、
まっさきに犠牲となるアフガニスタンの人々、
特に、罪のない子どもたちへの攻撃に対して、
強く強く反対の意を唱えます。
11日の事件以来、
私も何が上記のような関係を持つものとして、
何が出来るのか、
何をしなければならないのか、
自問し続けてきました。
今の私にできることること。
それは等身大の現地の声をコラムというかたちでしたため届けること。
一人でも多くの方に読んでいただきたく、
首相官邸、自民党、各新聞社、マスコミ各社に投稿しています。
悲しい現実として、あまりにも情報量が偏っていますから。
また、皆さんと思いを共有したい、行動化したいと願い、
今回、こちらのMLを知人から紹介していただきました。
とても活発な意見が交わされ、勇気付けられています。
しかし、上に述べさせていただいたような理由により、
勝手ながら、以下の企画に対して、違和感を抱いております。
MLへのレスと言うかたちでお答えさせていただきます。
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>!!ピ−スウォ−ク参加に当たって用意して欲しいもの!!
>●横断幕
>●フェイスペインティング
>●楽器(鳴り物)
>●筆記用具(ペン、マジック)
>●その他アピ−ルできるもの
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…というのは、
1.今回、同時多発テロで犠牲となった方の追悼としての意味あいが感じられない。
私がかみしめている想いは、決して鳴り物は追加されません。
このような未曾有な出来事、そして、アメリカの行動に対して、
できることは、「沈黙」ではないでしょうか…。
この「沈黙」の意味は、
◆テロ行為に犠牲となった方(家族、関係者)の無念の想い
◆アフガニスタンの一般市民の今まで国際社会に聞き届けられなかった想い
なので、私が今回の行動に提案しようとおもっていたものは、
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1.喪に服するという意味で、服装をできるだけ黒に統一する
2.歌舞音曲は使用しない「無言のアピール」
3.武器の代わりに各参加者が「花」をたずさえる
犠牲者への追悼の意味及び平和へのアピールを込めて
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私たちは、自分の想いを自由にアピールすることができます。
それが、民主主義国家の由縁かもしれません。
しかし、ひいきめにみて、
どうしてもパキスタン・ペシャワールに居住する
アフガニスタン難民のあの希望を失った瞳を思い出すと、
積極的に、彼等の想いを歌舞音曲という形で代弁するにあまりあるのです…。
適切な言葉ではないことをお断りさせていただきますが、
(現在の私は、多分に感情的であるため)、
皆さん、本当に虐げられた方たちの声を聞いた事がありますか?
そして、声をあげることさえ、
絶望を憶えた方たちの想いを想像したことがありますでしょうか?
もし、ピースウォークを実行するのであれば、
声をあげられない人々の(死者や難民等)の
声なき声を代弁するようなものであって欲しいと、
切に切に願った次第です。
したがって、私は今回のウォークには参加できません。
皆様の計画に水を指そうとの意図はまったくございません。
しかし、皆様が平和を望まれると信じているからこそ、
日本には、私のような想いの者もいること、
そして、アフガンの彼等の想いに少しでも寄り添っていただけると
嬉しいと思い、
長々と語らせていただきました。
長文、大変失礼致しました。
そして、ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。
経過報告
上記の私のつたないつぶやきをML上で真摯に参加者の皆様が取り上げてくれました。、
当初のボディペインティング等のパフォーマンス的なスタイルではなく、
ウォーク参加者が共に手をつなぎ、
街頭の人々、
そして、アフガニスタンやアメリカで実際に被害に遭われた方々の心とつながろうというかたちになりました。
心から皆様に感謝致します。