
名前の謎 その2
さて、
前のお部屋では私がsalmaである由縁(笑)を
少々語らせていただきました。
ここでは、
さらにsalmaの他に別名があることをちょこっとだけ…。
ムスリマ
(イスラームを信仰する女性のこと:男性はムスリム)名が
salmaであることはお伝えしましたが、
私はさらに、
「ナーズ・ベーガム」という名前をこの肩にしょっておるのです(笑)。
この名前の謎その2には、
つれの出自であるパシュトゥン人の風習がからんでいるんです。
実は。
上記のsalmaはあくまでもムスリマ名ですが、
パシュトゥン人の部族の間では、
独特の呼称スタイルが今も存在しているのです。
あ、
でも日本も昔は名前が変わっていましたよね。
例えば…、秀吉だったら、日吉丸→藤吉郎→秀吉みたいな。
だからといって、
私が出世魚(ます→さけ)と言うわけではないのですが、
名誉を何よりも尊重し、
つつましく生活しているバシュトゥンにとって、
年下の者から目上の者を呼ぶとき、
ちょっと「ビビル」みたいなんです。
「あ〜、敬わなければならない」みたいな感覚なのかな?
なので、
私がつれの甥や姪に呼ばれるときは、
母からいただいたムスリマ名のsalmaではなくて、
私の尊称である「ナーズ・ベーガム」と呼ばれることになるんです…
んんん??????
あ、ちょこっと解説が必要ですね。
「ベーガム」というのは、
いわゆる「マダム」っていうことらしく、
既婚者=夫人ということを意味しちゃうんです。
で、肝心の「ナーズ」は…何? になるのですが、
これがもうもうお恥ずかしい限りなのですが、
「ナーズ=ローズ=薔薇」なんです…。
ふー。
ちなみに、つれがつけてくれました。
…そして、
名前負けしていることは、
疑いの余地がありません…。
そんなこんなで
いきなり「ナーズ・ベーガム」と子どもたちに呼ばれても、
「私は薔薇!」という気持ちになれなかったので
(世代的には、ベルばら世代なのですが…)、
こっそり「salmaって呼んで♪」って、
おねだりしていました。
名は体を現す…ように、
日々、美しくならねばぁ…。
ふー。
おまけ:
ちなみにつれの母も
「ハリマ」というムスリマ名があるのですが、
家族間では、「ファガ」と呼ばれています。
これも、尊称なんです。
つれもムスリム名は、
太郎さんに近い「ムハンマド」をいただいていますが、
尊称は「ガットハン」。
つれの弟も「アザルト」だけど、
尊称は「ルールガル」。
人様の名前を覚えるのが何よりも苦手な私としては…、
これはなかなか…。
以上、名前の謎でした。
私が「ナーズ・ベーガム」(薔薇)だということに納得がいかない方(笑)、
パシュトゥン人の風習や価値観にご質問などある方、
感想をお聞かせくださいせ。